リシャルリソン成績完全ガイド - キャリア全記録と最新スタッツ2025-26
リシャルリソン成績完全ガイド - キャリア全記録と最新スタッツ2025-26
ブラジル出身のストライカー、リシャルリソン。プレミアリーグのピッチに立つたびに観衆を沸かせる彼は、単なる得点マシンではなく、チームのために体を張り、感情を剥き出しにして戦う選手として知られる。そのキャリアは、ブラジルの小さな町から欧州最高峰のリーグへと続く、努力と才能の物語だ。今回は、リシャルリソン成績をシーズンごとに丁寧に掘り下げ、プロフィールから最新スタッツまで余すところなく紹介する。
リシャルリソン基本プロフィール
リシャルリソンのフルネームはリシャルリソン・デ・アンドラーデ。1997年5月10日生まれ、ブラジルのエスピリトサント州ノヴァ・ヴェネシア出身のフォワードで、現在はトッテナム・ホットスパーに所属している。背番号は9番、利き足は右足、身長184cm、体重83kgのフィジカル豊かなセンターフォワードだ。
ノヴァ・ヴェネシアで生まれた彼は、レアル・ノロエステとアメリカ・フットボールクルーベでユース時代を過ごし、2015年7月にプロデビューを飾った。その後、ヨーロッパへの扉を開くまでのキャリアは、着実なステップアップの連続だった。
ブラジル時代からプレミアリーグへ - 移籍の軌跡
プロキャリアはアメリカ・ミネイロからスタート。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエBで昇格を経験し、その後フルミネンセへ移籍した。フルミネンセでは46試合に出場して11ゴールを記録し、カンピオナート・カリオカのチーム・オブ・ザ・イヤーに選出された。
2017年8月にウォトフォードへ移籍し、その活躍が評価されて2018年7月にエヴァートンへの移籍が実現した。わずか数年でブラジルのリーグからイングランドのプレミアリーグへ。その速度感は、彼の潜在能力の高さを証明していた。
エヴァートン時代の成績 - 4シーズンで43ゴール
エヴァートンでのプレミアリーグ通算成績は135試合で43ゴール12アシストと、クラブの中心的な存在として輝かしい数字を残した。特に印象的だったのは、降格危機にあったクラブを救った2021-22シーズンの働きだった。
エヴァートンでの4シーズンのうち3シーズンで2桁得点を達成しており、クラブが降格の危機に立たされた2021-22シーズンにも重要なゴールを決め続けた。プレッシャーのかかる場面でこそ力を発揮する選手というイメージは、この頃から定着していた。
以下の表は、エヴァートン時代のプレミアリーグにおける主要スタッツだ。
| シーズン | 試合数 | ゴール | アシスト |
|---|---|---|---|
| 2018-19 | 35 | 13 | 1 |
| 2019-20 | 36 | 13 | 3 |
| 2020-21 | 34 | 7 | 3 |
| 2021-22 | 30 | 10 | 5 |
2018-19シーズンと2019-20シーズンはともに13ゴールを記録し、評価スコアも7.2と7.3と高水準を維持した。エヴァートンでは一貫して頼れる得点源として機能し、ビッグクラブの注目を集め続けた。
トッテナム移籍 - 2022年以降のリシャルリソン成績
2022年7月、リシャルリソンはトッテナム・ホットスパーへ5800万ユーロという大型移籍金で加入した。背番号9を背負い、新たな挑戦が始まった。しかし、初シーズンは思うような数字が出なかった。
2022-23シーズンはトッテナムで35試合に出場したが、ゴールはわずか3本にとどまった。怪我の影響もあり、期待に応えられないもどかしいシーズンとなった。批判の声が上がったのも事実だ。
しかし翌シーズン、リシャルリソンは黙って数字で答えを示した。2023-24シーズンはトッテナムで31試合に出場し、12ゴール4アシストという結果を残した。それまでの不振を一掃するような活躍で、チームの中心選手としての地位を取り戻した。
2024-25シーズン成績 - 怪我との戦い
2024-25シーズンは、2月に肉離れを負うなど負傷が相次ぎ、プレミアリーグでの出場は15試合にとどまった。それでも5ゴール2アシストを記録し、短い出場時間の中でも存在感を示した。怪我さえなければという惜しさが残るシーズンだったことは否定できない。
負傷履歴を見ると、2025年2月に肉離れ、同年4月まで回復に時間を要したほか、ハムストリングの怪我も抱えるなど、ここ数年は体のケアとの戦いが続いている。それでも復帰するたびにチームへの貢献を示してきた姿勢は、彼の強さの証だ。
2025-26シーズン最新成績 - トッテナムの核として
2025-26シーズンは、ブラジル代表FWのリシャルリソンがトッテナムの52試合中43試合に出場し、チームがプレミアリーグの残留争いを乗り越える上で大きな役割を果たした。
特に重要だったのが最後の4試合への出場で、5月3日のアストン・ビラ戦では決勝点となるヘディングゴールを決めるなど、プレミアリーグだけで11ゴールを記録。トッテナムでの自己最多となる43試合出場を達成した。
そして5月19日のチェルシー戦で決めたゴールは、トッテナムにとってプレミアリーグ通算2000ゴール目という歴史的なものだった。数字の重みという意味でも、忘れられないゴールとなった。
2025-26シーズンのプレミアリーグでは32試合に出場し、11ゴール5アシストを記録。平均評価スコアは6.94で、プレミアリーグの425人の選手中19位という高評価を得た。
トッテナム時代の成績まとめ
| シーズン | 試合数 | ゴール | アシスト | 評価スコア |
|---|---|---|---|---|
| 2022-23 | 27 | 1 | 3 | 6.6 |
| 2023-24 | 28 | 11 | 4 | 7.2 |
| 2024-25 | 15 | 4 | 1 | 6.7 |
| 2025-26 | 32 | 11 | 5 | 6.8 |
プレミアリーグ通算成績
リシャルリソンはトッテナム、エヴァートン、ウォトフォードを合わせて9シーズンをプレミアリーグで過ごし、トップ5リーグ通算275試合出場で75ゴール28アシストという数字を積み重ねてきた。チャンピオンズリーグでは13試合で3ゴール1アシストと、欧州舞台でも存在感を発揮している。
プレミアリーグ公式データによると、通算243試合出場で64ゴールを記録。ヘディングゴールが18本、右足でのゴールが27本、左足でのゴールが18本という内訳で、多彩な得点パターンを持つことがわかる。
ブラジル代表での成績
ブラジル代表には54回招集され、20ゴールという印象的な成績を残している。代表での活躍は、クラブでの数字を上回るほどの輝きを放つことも少なくない。
ブラジル代表でのシニアデビューは2018年9月。2019年のコパ・アメリカではチームの優勝に貢献し、決勝のペルー戦でもゴールを決めた。
さらに2020年東京オリンピックでは大会最多となる5ゴールを記録し、ブラジルの金メダル獲得の立役者となった。このオリンピックでの活躍は、彼の名を世界中に広めるきっかけとなった。
2022年カタールW杯ではグループステージのセルビア戦で伝説的なボレーシュートを決め、そのゴールは2022 FIFA プスカシュ賞の候補にもノミネートされた。あのゴールを見て鳥肌が立たなかったサッカーファンはいないだろう。
プレースタイル - 数字が語るリシャルリソンの強み
リシャルリソンの最大の特徴は、ゴール前での粘り強さと勝負強さだ。背後へ抜け出す動きだけでなく、クロスに合わせたり、こぼれ球を押し込んだりと、多彩な形での得点が可能なストライカーだ。
データ面でも、90分あたり0.19のxA(アシスト期待値)を記録し、プレミアリーグの全選手の中で上位77パーセントに位置する。ゴールを決めるだけでなく、チャンスを作る能力も兼ね備えていることが数字から読み取れる。
フィジカルの強さ、ヘディングの精度、前線からのプレッシング、どれをとっても水準以上。感情を前面に出してプレーするスタイルは時として激しい一面も見せるが、それがまたチームに熱量をもたらす原動力にもなっている。
UEFAヨーロッパリーグ優勝という金字塔
2025年にはトッテナムとともにUEFAヨーロッパリーグを制覇。怪我から復帰したリシャルリソンはこの優勝に大きく貢献し、準決勝のボード・グリムト戦ではそのフィジカルの強さが光った。クラブでのタイトルをようやく手にした瞬間は、長い苦労の結実でもあった。
リシャルリソン成績から見えるもの
プロキャリアを通じて積み重ねてきた数字は、単純な得点記録以上の意味を持つ。怪我で出場機会が限られたシーズンがあっても、復帰するたびに必ずチームに貢献してきた。批判を受けても下を向かず、ピッチの上で自分の価値を証明し続けてきた。
リシャルリソン成績の変遷を追うと、浮き沈みのあるキャリアの中でも一本筋が通っていることがわかる。勝負どころでゴールを決める、チームが苦しいときほど力を発揮する。プレミアリーグ通算275試合で75ゴール28アシストという数字は、彼が長くイングランドのトップリーグで戦い続けてきた証だ。
年齢的にはまだ29歳。契約は2027年6月まで残されており、トッテナムでのさらなる活躍が期待される。次のシーズン、9番を背負った男が何本のゴールネットを揺らすのか。スタジアムの熱狂が、その答えを教えてくれる。